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書皮(ブックカバー)
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本さえあれば何もいらない。というのは本当だ。書斎などは望むべくもないし、寝ころび派なので立派な書見台もいらない。それでも、ブックカバーはほしい。本をこれで包みます。しおりひもがついていると便利だとか、汚さないためとか、電車の中などで人の目が気になるときかけるとか、そういう実用性はおいといて。これがまたはまると深い。フェチですね。本を持ったときの手触り、色合い、デザイン、そして本のイメージに似合うかどうか。着せ替え人形にはまる人とか、コスプレイヤーに親近感を覚える。電車のなかでもちょっといいブックカバーをかけた本を読んでいるひとをみると注目してしまう。何を読んでいるの、同志よ、ってかんじ。

ところで、book coverは本の表紙で、book jacketは出版社がかけているカバー。それではなくて、その上から書店がかけてくれたり、市販されているカバー、これを訳して「書皮」というらしい。大正時代から書店の名称や特有のデザインを印刷した紙を使って本を包む習慣があったけれど、多くが古本屋だったそうだ。それに今、書店で紙のブックカバーで包んでくれるのは日本くらいらしい。日本には、本と本屋と本屋のカバーを偏愛する書皮友好協会やというサイトだってある。すごいなあ。ウェブ上でも、ダウンロードできるブックカバーがけっこうある。はそのリンクです。ブックカバーは日本の「包みの美学」。私は布ものを中心に集めています。