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マイセンの有名なブルー・オニオンのカップ。1739年のデザインが現在に受け継がれている。

Meissen

かつてアジアの豊かな物産は欧米の憧れだった。ザクセンの国王アウクスト2世は錬金術師ベットガーに磁器の製作を命じ、1709年に白磁がはじめて焼成され、翌年マイセン製作所が発足した。マイセン初期の黄金時代は1720〜1730年代にウィーンからやってきた絵付師ヘロルドと、造形家のケンドラーにより築かれた。ヘロルドは顔料を開発して白磁に色絵を施し、東洋磁器をモチーフに柿右衛門写しなどの東洋趣味あふれる作品を残した。ブルー・オニオンもその頃の作品である。またケンドラーはロココ風の白磁の人形を制作した。

1865年に建てられた国立マイセン磁器製作所では、現在でも絵付けの手描きのわざは受け継がれている。また新しいデザインも工夫されており、「アラビアンナイト」などのシリーズがある。ただ過去のマイセンのすばらしさと、現在のマイセンの高価さを考えると、わたしなどは遠くで憧れるのみである。

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