antique

シクラメンなど、イギリスの野の花がすっきりと美しく描かれたデミタス・カップ。

Royal Worcester

ロイヤルウースターは、1751年、ロンドンの西北の街ウースターで医者ジョン・ウォール博士や薬剤師のウィリアム・ディヴィスなど15人の株式出資者により設立された。イギリスに現存する最古の陶磁器メーカーである。

ウォール博士は創業とともにルンドーブリストル窯を買収し、ソープストーン30%含有のステアタイト(凍石)磁器の製法を手に入れ、ボーン・チャイナ出現までは最高水準の磁器とされていた。また銅版画転写法の技法を取り入れ、釉薬の上にエナメルカラーの絵付けをほどこす高度な技術を開発して色絵で名声をえていた。1783年まではウォール博士の時代とされ、その後経営権がフライト・アンド・バー社に移った。1788年には英国王ジョージ3世が窯を訪れ、「ブルーリリー」を気に入ったことから、「ロイヤルリリー」と改名され、翌年イギリス王室第1号の御用達となった。フライト社期には一時低迷したこともあるが、19世紀初頭から再び高品質の磁器を生産している。1840年にライバルのチェンバレン社に吸収合併された。

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Royal Lily