antique

1910〜21年に製造された手彩の大振りなモーニングカップ。中国の木といわれるシノワズリなデザインが豪勢。

Minton

ミントンは、日本ではハドンホールのシリーズなど以外はあまり目にすることがない。ヨーロッパでは最も高級というか高価なカップを製造してきたそうで、そちらのほうはちょっとキンピカめいているものの優雅である。現在はロイアルドルトンのグループに所属。アンティークでもトルコ石青の「ミントン・ブルー」は憧れの存在だ。

1793年、陶磁器の転写に使う銅版を彫る職人だったトマス・ミントンがストーク・オン・トレントで創業、当初は陶器製造専門だった。1797年の暮に軟質磁器の焼成に成功したが、最初は他の磁器メーカーの図柄の写しが多い。

その息子ハーバート・ミントンの代にはイギリスで最も装飾に優れたメーカーとして発展した。金を腐食させて浮き彫り模様を作る「アシッド・ゴールド(エッチング光彩)」や、セーブル窯からルイ・バロンを招聘して始めた液状にした粘土を塗り重ねてレリーフ像を作る「パテ・シュール・パテ」など、優れた技法を開発したことがその背景にある。

antique ジャポネスク

プラチナ・ゴールド彩の和風デザインは意外に清楚